千年前の風景-中国遺跡から出土「大連古代蓮」種、発芽・開花、淡いピンクの大輪咲かす 松山市考古館 愛媛

次々と開花している「大連古代蓮」=松山市考古館
次々と開花している「大連古代蓮」=松山市考古館【拡大】

 愛媛県松山市南斎院町の市考古館で、約1千年前の種子を発芽させた「大連古代蓮」がピンクの大輪を咲かせ、市民らが次々と観賞に訪れている。

 古代蓮は、中国・大連市の約1千年前の遺跡から種子が出土。平成8年に同市の観光訪問団が松山市を訪れた際に寄贈された。同市北梅本町の市農業指導センターで発芽、開花に成功し、10年に同館に株分けされた。

 花は直径約20センチで、午前中に開花し、午後は花びらを閉じる。花びらの色は初日が一番濃く、だんだん薄いピンク色に変化し、3日目の午後には散ってしまうという。

 今年は6月3日に一輪目が開花し、次々と数を増やしている。大粒の水滴が葉の上で風に揺れる風情を撮影していた50代の女性は「ハスを間近で見られ、フワッとした香りが好き」と話した。

 7月末頃まで楽しめる。観賞は無料。問い合わせは同館((電)089・923・8777)。