猛烈な台風8号が北上 10日にも沖縄付近へ

 猛烈な勢力の台風8号は7日、フィリピンの東の太平洋上を、ゆっくりとした速度で北北西へ進んだ。気象庁によると、今後も勢力や進路をほぼ維持しながら、10日午後には沖縄の南の海上へ進むとみられる。

 台風の接近に伴い、大東諸島で9日ごろ、沖縄本島や先島諸島では10日から11日ごろに、大雨や強風となる恐れがある。海上の波も高くなるとみられる。

 気象庁によると、台風は7日午後3時現在、フィリピンの東のマリアナ諸島付近をゆっくりと北北西へ進んだ。中心気圧は920ヘクトパスカルで、最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。中心から半径130キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、北東側の半径440キロと南西側330キロが風速15メートル以上の強風域となっている。