浄水器・健康食品販売「エナジック」グループが30億円申告漏れ、8億円所得隠し

 浄水器や健康食品の開発・販売を手がける「エナジック」(東京都中央区)グループ3社が、東京国税局などの税務調査を受け、昨年3月期までの3年間に計約30億円の申告漏れを指摘されていたことが13日、関係者への取材で分かった。国税局はこのうち約8億円が仮装・隠蔽(いんぺい)を伴う所得隠しに当たると認定した。重加算税を含む追徴税額は計3社で約9億円に上る。すでに修正申告したという。

 関係者によると、申告漏れを指摘されたのは、エナジックのほか、浄水器輸出会社「エナジックインターナショナル」(那覇市)とウコン粉末販売会社「沖縄還元フーズ」(沖縄県名護市)。国税局は、海外取引で架空の販売費を計上し法人所得を圧縮したと認定。海外取引で生じた為替差益の過少申告も指摘した。

 エナジックインターナショナルは産経新聞の取材に「輸出取引で為替差損の計算ミスを国税当局から指摘され、すでに納付し手続きを終えた。不正な経理操作はしていない」とした。

 消費者庁は平成22年4月、連鎖販売取引(マルチ商法)をめぐり虚偽の勧誘を繰り返したとして、エナジックに、特定商取引法違反に基づき9カ月の一部業務停止命令を出していた。