女子高生がマグロ解体ショー “フィッシュガール”、豪快な包丁さばき披露

マグロの解体を実演する愛媛県立宇和島水産高校の鎌田彩花さん=奈良市
マグロの解体を実演する愛媛県立宇和島水産高校の鎌田彩花さん=奈良市【拡大】

 愛媛県立宇和島水産高校(宇和島市)の女子生徒で結成する「フィッシュガール」が16日、奈良市の近鉄百貨店奈良店で、愛媛県産養殖クロマグロの解体ショーを行い、買い物客らに豪快な包丁さばきを見せた。

 同校水産食品科では、缶詰作りの実習でマグロの解体作業を行っていて、現在は女子生徒7人が「フィッシュガール」として全国でマグロの解体ショーを披露するなどしている。

 この日は同店の鮮魚売り場で、同校2年の鎌田彩花さん(17)が集まった買い物客らを前に、出刃包丁や牛刀、のこぎりを使って体長約1.3メートル、重さ47.8キロのクロマグロを解体。同校1年の田中優さん(15)がマグロの部位について説明したり、宇和島の観光スポットを紹介して「ぜひ宇和島に来て養殖魚を食べてみて」などとPRした。

 解体されたマグロのトロや赤身の切り身が売り場に並ぶと買い物客が買い求めていた。鎌田さんは「今日はきれいにさばけてよかった。愛媛の養殖魚はとてもおいしいので、見つけたらぜひ買ってみて」と話した。