ドローンで初の荷物輸送 日本郵便、福島で約9キロ・16分の飛行 (1/2ページ)

浪江郵便局に到着する、荷物を積んだ小型無人機ドローン=7日午前、福島県浪江町
浪江郵便局に到着する、荷物を積んだ小型無人機ドローン=7日午前、福島県浪江町【拡大】

  • 浪江郵便局に到着する、荷物を積んだ小型無人機ドローン=7日午前、福島県浪江町
  • 浪江郵便局に到着した小型無人機ドローンから、荷物を取り出す郵便局員=7日午前、福島県浪江町
  • 浪江郵便局に到着する、荷物を積んだ小型無人機ドローン=7日午前、福島県浪江町

 日本郵便は7日、小型無人機「ドローン」を使った荷物輸送を福島県内の郵便局間で行った。操縦者が機体を視認できない範囲で運行する「目視外飛行」は国内初めて。南相馬市と浪江町の郵便局間の約9キロを、16分で飛行した。

 記念すべき初飛行は7日午前9時。南相馬市の小高郵便局屋上から浪江町の浪江郵便局の屋上まで、郵便局で使うチラシや書類など約2キロの荷物を運んだ。

 離陸を見守った同市の門馬和夫市長は、荷物の中に地元の小学生の描いた絵6枚と高校生が作ったお菓子を入れ、着陸地点で待つ浪江町の吉田数博町長に送ったことを明かし、「新たな復興の一歩。生活面での活動でいろいろな可能性を探っていきたい」と語った。

 機体は高さ48センチ、幅117センチ、重さ6.9キロ(バッテリー含む)。これまで両郵便局間の荷物は、軽自動車が約25分かけて運んできた。水平での最高時速72キロのドローンだと時間短縮のほか、人手不足が深刻な山間部や離島などでの業務効率化にも期待がかかる。浪江側で着陸を見届けた吉田町長は「物流の転換点になる。(地元に戻る)帰還者がまだ少ない中、ありがたい事業だ」と話した。

規制緩和で実現