【スポーツi.】新ポスティング制度で菊池投手の譲渡額はどうなる? (3/3ページ)

クライマックスシリーズ・ファイナルステージで投げる西武の菊池雄星=10月17日、メットライフドーム
クライマックスシリーズ・ファイナルステージで投げる西武の菊池雄星=10月17日、メットライフドーム【拡大】

 この3年間で42勝を挙げた。今季は14勝4敗、メジャーでも貴重な“左腕”である。しかも代理人は、06年に松坂大輔投手をレッドソックスと6年5200万ドルの契約にこぎつけた“辣腕”ボラス氏。幸いメジャーでの雄星の評価は高く、最低でも『5年総額6000万ドル以上』ともいわれる。西武への譲渡金も1000万ドル以上となり、旧システムより低くなるが、悪くはない数字であろう。

 パイオニアである野茂英雄さんが1995年、ドジャースに移籍して来年で25年…。これまで50人の日本人選手がメジャーに渡った。イチロー、松井秀喜さんらは“日本からの最高の輸入品”といわれた。譲渡金はともかく、雄星も“名品”になってほしいものである。(産経新聞特別記者・清水満)