金融も予防歯科も! CEATEC2018の展示から未来の暮らしを考察 (1/3ページ)

 アジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会「CEATEC(シーテック)」。最先端の技術やサービスというと、話題のAIを活用した自動運転やロボットなどに注目が集まりがちですが、今回は、もう少し近い未来で私たち働く女性の生活をより豊かにしてくれそうなちょっとワクワクする展示を調べてきたのでご紹介します。

 未来の金融サービス「情報信託」って!?

 家電やモバイル、自動車メーカーなどが次々と新しいサービスを発表している場所というイメージがあったCEATECですが、2018年は金融関係の展示がぐんと増えているのが印象的でした。

 中でも、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ信託銀行が紹介していた「情報信託」のサービスが興味深いですよ。

 様々な個人データを銀行に預け、本人が納得した上で、企業へ情報を提供することができ、その見返りにお金やサービスといった対価を受け取ることができるというしくみ。

 個人データの内容は、行動履歴や歩行データ、資産情報など実にさまざま。例えば、「一週間の歩数データ」を、提供のオファーをしている会社へ「この会社になら情報提供してもいいかな」と思ったら、本人の同意に基づいて提供することができるというイメージです。

 個人情報が知らぬ間にどこかで抜かれていたりするのは怖いですが、銀行できちんと管理してくれるのなら、安心ですよね。しかも、対価がもらえてちょっとしたお小遣いになるのもうれしいですよね。働く女性にとってはもちろん、子育て中のママ世代にも注目です。ちなみに三菱UFJ信託銀行は、2019年度中のサービス開始を目指しているのだそう。

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