文化・健康・法律も影響…「日本でタトゥー」は認知されたか (1/3ページ)

 入れ墨(タトゥー)を施す彫師(ほりし)を医師法で取り締まることができるか-。注目を集めた裁判の判決で大阪高裁は11月、「タトゥーの施術は医療行為にあたらない」と判断し、医師法違反罪で起訴された彫師に逆転無罪を言い渡した。判決が重視したのはタトゥーの文化的、芸術的側面。昨今の若者への人気などにも言及した。一方、健康被害への懸念は残る。東京五輪など多くの世界的イベントを控え、タトゥーを入れた外国人が多く来日することも予想される。日本の入れ墨への負のイメージと、外国人や若者のタトゥーへの感覚とのギャップは想像以上に大きい。今後タトゥーをどう取り扱っていくか、議論を呼びそうだ。

 日本はユニーク

無罪判決後、記者会見に臨む増田太輝さん(左)=11月14日、大阪市北区

無罪判決後、記者会見に臨む増田太輝さん(左)=11月14日、大阪市北区

 客3人にタトゥーを施したとして医師法違反罪に問われたのは、彫師の増田太輝(たいき)さん(30)。1審大阪地裁で罰金15万円の判決を受け、控訴していた。

 11月の控訴審判決公判では、「タトゥーには装飾的要素や美術的な意義、社会的な風俗としての実態がある」「若者を中心にファッション感覚や心情の象徴として施術を受けるものが増加している」と指摘された。入れ墨の芸術的側面や、近年若者を中心にタトゥーがファッションの一部となっていることを踏まえた判断だ。

アウトローを連想