壁建設費めぐる対立続く 米政府と民主指導部が協議

 米ホワイトハウスと民主党指導部は5日、メキシコ国境の壁建設費をめぐる対立で昨年12月下旬から連邦政府機関の一部が閉鎖している問題の解決に向け協議した。大きな進展はなく、6日午後(日本時間7日午前)に再び協議する予定。政府閉鎖は5日で15日目を迎えたが、事態打開の見通しは立っていない。

 トランプ大統領は5日、ツイッターで「壁が必要だ! 合意できればすぐに政府閉鎖をやめたい」と訴えた。

 協議にはペンス副大統領やクシュナー大統領上級顧問、ニールセン国土安全保障長官、マルバニー大統領首席補佐官代行らが出席し、民主党指導部スタッフらと話し合った。

 トランプ氏は不法移民対策として、壁建設費約56億ドル(約6000億円)を予算案に盛り込むよう要求しているが、昨年11月の中間選挙で、下院の多数派を奪還した民主党は拒否している。(ワシントン 共同)