「もはや他の道はない」元徴用工側、三菱重工の資産を差し押さえ申請へ

 韓国最高裁が元徴用工や元朝鮮女子勤労挺身隊員らが原告の訴訟で三菱重工業に賠償を命じる確定判決を出したことを受け、原告側の弁護団は4日の声明で、同社の資産差し押さえを近く裁判所に申請すると正式に発表した。

 申請時期や差し押さえ対象については、近く記者会見して明らかにするとした。声明は、判決履行のための交渉要請に同社が応じず「信頼構築と和解の機会を自ら捨てた」と批判。原告らが相次いで他界していると指摘し「もはや(差し押さえ申請する以外の)他の道はない」としている。(ソウル 共同)