2019年度の給与などについて労働組合と経営側が交渉する春闘で13日、大手企業の回答が集中する。ベースアップ(ベア)偏重からの脱却が焦点となる中、春闘の相場をリードするトヨタ自動車は、組合側がベアに相当する賃金改善の確保にこだわりをみせている。電機大手はベア月額1000円で決着する見通しだ。政府は「戦後最長の景気拡大」が続いているとの認識だが、一部経済統計の悪化で疑問の声も上がり始め、春闘への影響も注目される。13日には1月の機械受注が発表されるほか、日銀が14、15日に金融政策決定会合を開催する。
◇
【3月11日、月】
<国内予定>
▽14:00 東日本大震災八周年追悼式(国立劇場)
<国内経済指標>
▽15:00 工作機械受注(2月)
<海外予定>
▽米大統領、2020年度予算教書を発表
▽ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)
<海外経済指標>
▽米小売売上高(1月)
▽米企業在庫(12月)
▽独鉱工業生産(1月)
▽独貿易収支(1月)
▽中国経済全体のファイナンス規模、新規融資、マネーサプライ(2月、15日までに発表)