利益2億円超を架空計上 日本紙パルプ商事

2016.2.3 13:12

 日本紙パルプ商事は3日、営業部門の課長が平成23年度から5年間にわたって計約2億7100万円の利益を架空に計上していたと発表した。部門の業績を良く見せかけるのが目的という。架空計上した金額は28年3月期決算で修正する。

 課長は既に一般社員に降格した。私的な流用はなかったといい、同社は刑事告訴しない方針だ。この部門を担当する取締役や執行役員、管理職は減給処分とした。

 元課長はコピー用紙の販売を手掛ける部門にいて、不正な在庫処理で売上原価を少なく見せかけていた。定期的な内部監査で昨年11月に発覚した。

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