築地本願寺に新施設、カフェやブックセンター 訪日観光客などに「開かれたお寺」目指す

2017.11.7 17:49

 築地本願寺(東京都中央区)は6日、カフェやブックセンターが入る「インフォメーションセンター」や、宗派を問わず個人ごとにお骨を収蔵する「合同墓」などの新施設を8日から開設すると発表した。

 センターは和がコンセプトの朝食から夜は各種アルコール飲料も扱うカフェ、約3千冊の仏教書全般を販売するブックセンターと電子図書館、同寺のオリジナルグッズを扱うオフィシャルショップを併設。初日は午前9時にオープンする。

 合同墓は生前の申し込みを原則にお骨を収蔵。合同区画や、一定期間は個別保管した後、合同区画で預かるなど3通りの永代使用冥加金が必要。また、12月から遺品整理や遺言作成、相続の相談などで専門家を紹介する人生サポートサービスも実施する。7日に専用ウエブサイトも開設する。

 同寺は前身の江戸浅草御堂創建から400年の節目を迎える。だが近年は“お寺離れ”が顕著なため、新規事業を通じ門信徒だけではなく、近年増加している訪日観光客などに「開かれたお寺」を目指す。問い合わせは、築地本願寺コールセンターフリーダイヤル0120・792・048。

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