国内随一、能面師の技 足利・薪能に合わせ9点展示

 
能面師界の第一人者、橋岡一路さんの作品が並ぶ=足利市大門通り(川岸等撮影)

 足利市家富町の鑁阿寺(ばんなじ)境内で9日に開かれる第33回足利薪能に合わせ、能面師・橋岡一路(かずみち)さんの能面展が同寺南の「茂右衛門蔵(もえもんぐら)」(同市大門通り)で開かれ、貴重な能面9点が展示されている。10日まで。入館無料。

 橋岡さんは国内随一の能面師。室町時代前後に制作された「本面」を忠実に再現した「写し」を制作している。今回の薪能では、県ゆかりの演目「殺生石(せっしょうせき)」が演じられることにちなみ、貴重な能面が展示されることになった。

 展示されているのは「殺生石」で使用されるキツネの容貌を表す「泥小飛天」(でいのことびで)や鬼女の化身を表現する「萬媚(まんぴ)」などで、文化財級の作品ばかり。同市教育委員会文化課は「能面を通じて能に対する理解を深めてほしい」としている。

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