子育て世帯年収683万円 雇用改善、支出控えめ

 

 子育て世帯の平成28年の平均年収は約683万円で、5年前より86万円余り多かったことが14日、労働政策研究・研修機構の調査で分かった。正社員の母親が増えるなど雇用環境の改善が影響したとみられるが、食費など生活関連の支出は減。機構は「多額の教育費が家計を圧迫していることに加え、老後の不安などから財布のひもが固くなっている」と分析した。

 調査は28年11~12月、18歳未満の子供がいる全国の4千世帯を無作為に抽出し、2159世帯から回答を得た。

 世帯の平均年収は683万2千円で、調査が始まった23年の597万円から増え続けている。年収が300万円未満の低収入世帯は全体の8・6%で、調査開始以来最低だった。

 一方、食費や光熱費、住居費、医療費などの「家計費」は月平均26万5千円で、26年の前回調査から1万6千円減った。収入全体から貯蓄に回した割合(貯蓄率)は28・3%で4・4ポイント増えた。

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