「戦わずして勝つ」格闘もビジネスも“ポジショニング”が大事 静岡の元格闘家が本出版

 
格闘技の“兵法”をビジネス本にまとめた元総合格闘家の小楠健志さん

 静岡県浜松市在住の元総合格闘家、小楠健志さん(45)が、格闘技で身につけた「勝つためのノウハウ」をビジネスなどに応用するためにまとめた“指南書”をこのほど出版した。『ビジネスも人間関係もうまくいく 成功のポジショニング』(合同フォレスト)で、格闘技もビジネスも成功するには立ち位置、ポジショニングが大事だと説いている。(島田清、写真も)

 小楠さんは総合格闘家を引退後、総合格闘技とブラジリアン柔術の道場「K.O.SHOOTO GYM」を立ち上げる傍ら、整骨院をオープン。企業家、経営者としても活躍している。

 そんな小楠さんが現役時代、格闘技の世界で生き残るために編み出したのが「戦わずして勝つ」「勝ってから戦う」という格闘の兵法。多くの格闘技で相手の後ろに回っての攻撃は“NG”だが、相手の攻撃を受けたときに一瞬だけ横に引いたり、後ろに回ってかわすことはままあることだといい、格闘技でもビジネスでも反則を犯さないで勝つためのポジショニングが大事だと説く。

 小楠さんは現役引退後、格闘技で培った、立ち位置を大事にする兵法をビジネスにも応用。整骨院には交通事故などでけがをした人が訪れることも多く、NPO法人「ジコサポ日本」を立ち上げ、交通事故へのサポートを行う事業にも乗り出した。

 「たとえば、自分が所有するために東京の渋谷駅前のビルと浜松のビルのどちらを選ぶかといわれたら、当然、将来的にも困らない渋谷を選ぶでしょう。その選択こそ、ポジショニングなのです」

 出版後、同書には「実践に基づく理論書でビジネスにもたいへん役に立つ」「起業や事業展開を考えている人にお勧め」といった声が寄せられているといい、小楠さんは「自らの経験を基にしているが、多くの人に参考にしてもらえれば」と話している。

 同書は定価1400円(税別)。同書に関する問い合わせは、ジコサポ日本((電)053・449・5877)まで。

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