ファミマ、人手不足を主婦で補う 企業内保育園など支援も充実

 
主婦向け採用説明会で現役の主婦店員と話すファミリーマートの沢田貴司社長=19日、さいたま市

 コンビニや物流、外食業界が、パートやアルバイトに主婦を採用することに本腰を入れ始めている。慢性的な人手不足に対応するため、働く意欲のある主婦層の掘り起こしを狙う。ファミリーマートは19日、さいたま市で主婦向けの採用説明会を初めて開き、社長自らが勧誘した。

 主婦約90人が参加したファミリーマートの説明会で沢田貴司社長は「皆さんは大きな戦力。もっと採用したいが(仕事を)説明しきれていない」と話した。

 主婦は学生と比べて勤続年数が長く、同社は現在5万人の主婦スタッフを2倍の10万人にする計画。柔軟な働き方の提案を加盟店に促すほか、東京都内に店員も使える企業内保育所を来年開くなど支援策も充実させる。

 物流業界では宅配大手のヤマト運輸が、主婦や高齢者のバイトがドライバーと協力して自宅周辺で宅配する仕組みを取り入れており、採用数は現在約1万人。広報担当者は「荷物が集中する午前中に大きな戦力になっている」という。

 外食業界では、日本マクドナルドホールディングスが採用につなげるために主婦向けの仕事体験会を全国で実施しているほか、牛丼チェーンすき家のゼンショーホールディングスが現在2カ所ある事業所内保育所の設置拡大を検討している。吉野家ホールディングスも女性が働きやすい店舗運営のための実証実験を進めている。

 女性の働き方に詳しいリクルートジョブズの岩出朋子氏は一層の主婦採用には「短時間勤務や、(家事の)すきま時間など働き方の提案が企業に求められる」と指摘した。

Read more