糖尿病疑い、初の1千万人 厚労省推計 予備軍は100万人減

 

 糖尿病が疑われる成人の推計が1千万人に上ることが、厚生労働省が21日に公表した「平成28年国民健康・栄養調査」で分かった。前回(24年)調査時より50万人増えて初めて大台に乗り、調査開始以来最多となった。ただ、病気に至らない糖尿病予備軍は前回調査時より100万人減り1千万人に。厚労省は「高齢化に伴い患者が増えていることに加え、特定健康診査(メタボ健診)で患者を掘り起こせた可能性がある」と分析している。

 調査は地震被害が大きかった熊本県を除く全国2万4187世帯を対象に昨年10~11月に行われ、1万745世帯から回答を得た。

 回答者の血液検査の値から、糖尿病が疑われる人は12・1%(男性16・3%、女性9・3%)、可能性が否定できない予備軍は12・1%(男性12・2%、女性12・1%)。この数値をもとに糖尿病が強く疑われる人と糖尿病の可能性を否定できない人を推計した。

 一方、調査では28年の日本人の1日の平均野菜摂取量が276・5グラム(男性284グラム、女性270グラム)と前年より17・1グラム減り、この10年で最低となったことも明らかになった。国の健康増進計画「健康日本21」では1日350グラムが目標とされるが、目標値を達成できたのは長野県の男性のみだった。

 食生活などの生活習慣が糖尿病の発症に影響してくるため、厚労省は「バランスの良い食事や適度な運動に取り組んでほしい」としている。

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