RSウイルス感染症急増 患者数、過去10年間で最多 静岡

 

 乳幼児に肺炎や気管支炎などを引き起こす可能性がある「RSウイルス感染症」の患者が大幅に増加しているとして、静岡県が注意を呼び掛けている。県によると、9月11~17日の週に報告された県内の1医療機関当たりの患者数は4・10人で、過去10年間で最多となった。

 RSウイルス感染症はほとんどの子供が2歳までに一度はかかるが、生後数カ月の乳児が初感染すると重症化する場合がある。例年は10月初旬から流行を始めるが今年は7月後半から流行が始まっているという。

 県は、マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱(こうはんねつ)」についても県内の今年の患者数が4人となり、過去最多だった平成27年と28年の2人を既に上回ったと発表した。このうち3人は9月に入って感染しており、県ではマダニの活動が活発になっているとみて、レジャーや農作業などで野山に入る際には肌の露出を避けるよう注意を呼び掛けている。

 日本紅斑熱は病原体を持つマダニに刺されることで発症する。潜伏期間は2~8日で、高熱や発疹が出て重症化すると死亡するケースもある。県内の4人の患者のうちの1人は9月下旬に死亡している。