「怖い絵」展が7日に開幕、内覧会で吉田羊さん「全身で感じてほしい」

 
「怖い絵展」で展覧会ナビゲーターを務める女優の吉田羊さん(右)と作家の中野京子さん=6日午後、東京都台東区の上野の森美術館(宮崎瑞穂撮影)

 西洋絵画にひそむ「恐怖」をテーマにした「怖い絵」展(産経新聞社など主催)が7日開幕するのを前に、東京都台東区の上野の森美術館で6日、開会式と内覧会が行われた。

 絵画をただ見るのではなく、神話や聖書、歴史、時代背景とともに読み解く面白さに主眼を置いた企画。ベストセラー『怖い絵』で知られる作家でドイツ文学者、中野京子さんが特別監修を務めた。

 悪魔のささやきや運命の非情など、多様な怖さを持つ約80点が集合。特に注目されるのが、英ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝で日本初公開の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。わずか9日間のみ王位にあった美少女の最期が、劇的に描かれている。

 開会式では、中野さんが「美術は背景を知ったほうが面白いというのが本展のコンセプト。絵の横にある解説文を読み、もう一度絵に戻って、なぜ怖いのか自分なりに体感してほしい」とあいさつ。ナビゲーターと音声ガイドを担当する女優の吉田羊さんは「中野先生の本を読み、引き込まれました。実物の絵の迫力を全身で感じてほしい」と話した。

 展覧会は12月17日まで。