常陸秋そば「手打ちそば 赤土」(常陸太田市) 通もうなるおふくろの味

グルメ散歩
「自家製辛味大根そば・そば茶漬けセット」は大満足のボリューム。左奥はもっちり食感の「そばプリン」=茨城県常陸太田市金井町(上村茉由撮影)

 茨城県の秋の名物といえば「常陸秋そば」。全国に誇るブランド品種で、香り、味わいに優れ、“通”もうなる逸品として有名だ。

 「新そばはじめました」の張り紙がされた扉を開けると、そばつゆの甘いにおいがする。「手打ちそば 赤土」は、常陸秋そばの中でも最上級とされる常陸太田市赤土町産のそばを使用し、市内外にファンを持つ名店だ。

 一番人気は、1日20食限定の「自家製辛味大根そば・そば茶漬けセット」(1千円)。昔ながらの手法で打ったそばはつやつやと輝き、コシがありながら歯触りは滑らか。自家製の辛味大根はピリリと辛いが、つゆに溶かせば甘みと風味が際立つ。揚げたおにぎりにそばつゆをかけて食べるそば茶漬けも絶品だ。

 店主の海老根孝さん(60)は、赤土町に生まれ、母が打つそばを食べて育った。23年間、日本料理の修業を積んだが、「おふくろのそばを受け継ぎたい」と思い、母にそば打ちを習って同店を開いた。

 兄が同町で栽培するそばを100%使用したこだわりの「十割そば」(1300円、11月限定)のほか、「坦々つけそば」(950円)や「そばプリン」(300円)など創意工夫に富んだメニューも並ぶ。

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 ■アクセス

 常磐自動車道日立南太田インターチェンジから車で約10分。JR常陸太田駅から車で約5分。茨城県常陸太田市金井町1788の2。(電)0294・72・2008。営業は午前11時~午後2時、同5~8時半(ラストオーダー)。水曜定休。

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