【ゆうゆうLife】病と生きる 落語家・林家こん平さん(66) (1/3ページ)

2009.11.6 07:00

 ■卓球で楽しくリハビリ 家族の支えで高座復帰

 落語家の林家こん平さん(66)は5年前、神経難病の多発性硬化症(MS)を発症し、40年近くレギュラーを務めた「笑点」に出演できなくなった。一時は落ち込んだが、持ち前の意志の強さで毎日リハビリを行い、高座復帰を果たした。こん平さんは「2度とない人生。病気になっても楽しく、希望を持っていきたい」と明るく話す。(文 清水麻子)

 みなさん、お久しぶりです。病気で倒れてからゆっくりごあいさつもできず、失礼してしまいました。まだ言葉は出づらい障害は残っていますが、家族に支えられ、元気に暮らしております。

 病気とは無縁でしたが5年前の8月、「笑点」の本番前に急に声が出づらくなりました。目の前がかすみ、意識ももうろうとしてきました。ふらついてましたら、司会(当時)の三遊亭円楽師匠(10月29日死去)から「酔っぱらっちゃったんじゃない?」と言われちゃいましてね(笑)。数時間後には生放送の本番がやってきました。本番中のことはまったく覚えていませんが、あてられて、何か答えたようです。

 オンエアが終わり、タクシーで総合病院の救急に直行。そのまま緊急入院し、検査を重ねましたが、理由は分からずじまい。脳腫瘍(しゅよう)じゃないかとか、悪性リンパ腫かとか。5カ月後の平成17年1月、多発性硬化症と診断を受けました。

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 日本では10万人に8~9人しかいない珍しい病気で、物がぼやけて見えるなどの視覚障害や、うまく歩けないなどの運動障害が出てくる病気です。良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら。でも残念ながら完治はしません。

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