【ゆうゆうLife】就労デイサービス 仕事で意欲、生活改善も (1/3ページ)

2010.2.4 09:32

 ■認知症、引きこもりなどのケア

 引きこもりがちだったり、軽度認知症などの高齢者らが楽しんで参加できるサービスは何か-。東京都日野市の「グループホームきずな」は昨年まで、東京都の補助金を得て、こうした人に「就労デイサービス」を行った。現役時代と同じ仕事、洗車や公園清掃などに携わった高齢者らには笑顔や意欲が戻り、生活改善の効果もあったという。現在は休止中だが、同ホームでは今後、介護保険で実施できないか検討中だ。(佐藤好美)

 東京都日野市の元和菓子職人、山口正夫さん(78)は昨年、「グループホームきずな」の就労デイに参加した。10年以上前に妻を亡くしたのと相前後して仕事を辞め、肝臓を患った。引きこもりがちになり、主治医から地域の高齢者の窓口「在宅介護支援センター」を通して「きずな」に見守りの依頼があったのが、デイ参加のきっかけだった。

 きずなが提案した仕事は、山口さんが現役時代に40年以上携わった和菓子作り。デイでは職人のいで立ちでキッチンに立ち、どらやきやいちご大福、羊羹(ようかん)などを作った。

 山口さんは「いろいろ作ったよ。7~8年ぶりだったかな。でも、細かい仕事はできなくなった。菓子の大きさもいろいろになっちゃうし…」と照れる。就労デイの休止を惜しみつつ、今も折に触れ、スタッフに和菓子を差し入れる。

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 介護保険のデイサービスでは昼食と入浴の合間に歌を歌ったり、リハビリやゲームをしたりするのが一般的。友人などができればいいが、デイに行きたがらない高齢者は少なくない。「きずな」の本村(もとむら)雄一所長は「デイに行っても玄関でたばこを吸っていたり、風呂も歌も人と話すのも好きじゃないという人に何かできないかと思った」という。

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