【ゆうゆうLife】診療報酬22年度改定 「明細書」で分かること (1/3ページ)

2010.2.12 10:34

薬剤・検査など透明化

 全国のほとんどの病院の会計窓口で4月から、注射、投薬、検査など医療費の詳しい内訳が分かる明細書が発行される。現在でもオンラインで診療報酬請求が義務付けられている大病院については、希望する患者に発行することが義務付けられている。しかし、もらえることを知っている人は少ない。診療の明細書でどんなことが分かるのだろう。(牛田久美)

                   

 国立がんセンター中央病院(東京都中央区)は義務化前からすべての患者に無料発行している。会計では1日に1000人を超す患者が窓口や自動精算機で医療費を支払っている。

 「発行を決めたとき、『これから大変なことになる』という気持ちでした。ところが、実際に始まったら意外にスムーズでした」

 同病院運営局の佐藤孝志外来係長(35)は、昨年4月の導入時をこうふり返る。初めての人から時折、「これは何でしょう」という問いかけがある。しかし、今では患者らはすっかり慣れた様子で、領収書と明細書を受け取っている。

 実施前、窓口内のシステム約20台に明細書の印刷発行ソフトを導入した。スタッフは4人。窓口で領収書と明細書を印字して手渡す。自動精算機では診察券を精算機に挿入してお金を入れ、確認ボタンを押すと釣り銭と領収書、明細書が出てくる。

 患者から質問があるのは、薬が変わったときや検査が行われたときだ。例えば、放射性医薬品を用いて診断する「核医学診断」の375点(3750円)。この診断料は医療機関が種類・回数にかかわらず、月1回だけ請求できる。このため、患者は「なぜ今回だけ?」と思いがちだが、月1回という仕組みを説明すればすぐに納得する。

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