企業収益、本格回復の兆し 注目は「新興国・高シェア」

2010.3.4 05:00

 企業業績が、直近のピークだった2007年度水準にまで回復し始めている。金融危機後の需要縮小を乗り切った企業では本格回復の兆しを見せており、投資家からの期待も高まっている。

 中国などの新興国で高い市場シェアを獲得しているユニ・チャームや資生堂は業績回復が顕著で、関西ペイントは中国自動車市場の拡大により好業績となった。景気動向に左右されにくいといわれる医薬品のなかでロート製薬は、新規分野のスキンケア製品がヒット、国内市場の顧客基盤の拡大に成功した。

 東証1部上場企業の09年度の経常利益は07年度比で約4割の水準にとどまるが、08年度比では16%増となる。ただ、売上高は08年度比13%減のため、利益増は人件費や広告宣伝費などコスト削減が主因。その中でも「主力製品が高い市場シェアを誇る企業や、新興国に強い企業、医薬品など市場同行に左右されにくい企業などに注目が集まっている」(日興コーディアル証券の小松朝路マーケットアナリスト)という。

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 ■いち早い収益回復が見込まれる企業

  企業名     業種

 日揮      建設業

 塩野義製薬   医薬品

 ロート製薬   医薬品

 テルモ     精密機器

 日本電産    電気機器

 シスメックス  電気機器

 任天堂     その他製品

 ユニ・チャーム 化学

 資生堂     化学

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