2010.6.10 05:00
≪キヤノン1・8%安 根強い不安≫
【欧州依存度の高い企業群】 キヤノン(7751)が前日比1.8%安の3625円、ソニー(6758)が1.7%安の2565円など。欧州の財政不安が続く中、欧州売上高比率の高い業種、銘柄に売りが集まった。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は8日、EU統計局が監査権限を手に入れれば、経済統計の調査が入る最初の国はブルガリアになる可能性が高いとの見解を示した。欧州売上高比率はキヤノンが31%、ソニーが23%。
■任天堂(7974) 4.6%安の2万4130円。一時約5カ月ぶりの安値水準に沈んだ。欧州関連銘柄への売りが広がる中、2010年3月期の欧州売上高は全体の34%を占める。11年3月期の想定為替レートは1ユーロ=120円だが、9日のユーロ・円相場は109円台で推移。独立系株式調査会社TIWでは、対ユーロでの1円の円高は、利益面で20億円程度のマイナス要因と試算している。
【中小型機械】 工作機械メーカーのOKK(6205)が9.6%高の126円で東証1部の上昇率2位、プラスチック成形品取り出しロボットなどを手掛けるユーシン精機(6482)も5.1%高の1519円と同11位だった。内閣府が朝方発表した4月の機械受注統計(速報値)は、船舶・電力を除く民需のコア機械受注が前月比4.0%増と、ブルームバーグによる事前調査予測の中央値1.7%増を上回った。受注回復を期待した買いが先行した。