虫歯・歯周病を根治する「殺菌水」療法 ちょっと高額だけど… (1/2ページ)

2010.6.24 21:12

殺菌水を使った歯の治療器具。この先端を歯周ポケットに差し込む

殺菌水を使った歯の治療器具。この先端を歯周ポケットに差し込む【拡大】

  • デジタルサロン・パンデミックの野口院長
  • 家庭用の殺菌水でうがいすれば治療効果が高まる

 虫歯や歯周病の原因菌を死滅させる“殺菌水(口腔機能水)”を使った画期的な歯科治療が脚光を浴びている。国内で歯周病をもつ人は約8000万人(成人の約80%)といわれるが、もう歯を失わずに済む時代がやってきそうだ。

原因菌が10秒で死滅

 殺菌水は「パーフェクトペリオ」と呼ばれ、白血球と同じ殺菌成分である「次亜塩素酸」と「炭酸水素ナトリウム」を組み合わせた電解水。

 現在、全国300以上の歯科施設が、この殺菌水を使った虫歯・歯周病治療を導入している。

 「歯周病は老化現象ではなく、細菌感染によって起きている感染症。原因菌がいなくなれば進行は止まるし、予防もできる」と話すのは、5年前に殺菌水の開発に成功したデンタルサロン・パンデミック(栃木県小山市)の野口宗則院長。従来の治療は効果的に原因菌を除去する手立てがなく、歯石を取ったり、歯を磨いたり、人と原因菌の一進一退の攻防を繰り広げてきたわけだ。しかし、この殺菌水を歯と歯茎の間に噴射すると原因菌は10秒で死滅するという。

治療の通院は3回

 殺菌水を使った具体的な治療内容はこうだ。

 《1回目の治療》上下の歯と歯周ポケット、舌の表面など原因菌の住みつくすべての場所を高濃度の殺菌水で殺菌。

 《2回目の治療》高濃度の殺菌水を噴射させながら、上のすべての歯の歯石や歯周ポケットの奥底に付着している原因菌の出した毒素を除去。

 《3回目の治療》下の歯を2回目の治療と同様に行い、すべてが終了。

 治療の間隔は1-2週間あくが、その間は朝晩の歯磨き後、家庭用の殺菌水でうがいを行う。3回の治療終了後も殺菌水のうがいを続けていれば原因菌が増殖することはなく、顕微鏡を使った検査も年1回受ければ十分だという。

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