2010.7.27 19:51
昨年3月に完成したブリリアマーレ有明。最上階の33階に居住者専用のプールがある【拡大】
このほか、居住者で車を共有するカーシェアリングを採用。「駐車場など車の維持費を節約したい人に反応がよく、これを決め手に購入した人もいる」(モデルルーム販売員)という。第1~第2期2次分譲の623戸すべてが即日完売という人気物件だ。こちらもブリリアマーレと同じような価格帯。
極めつけは、東京・六本木に建設中の「THE ROPPONGI TOKYO CLUB RESIDENCE」(611戸)。六本木交差点から徒歩3分の好立地に来年9月の完成を目指している。
驚かされるのはそのサービス内容。24時間のルームサービスのほか、ホテルのように部屋の掃除を毎日してくれるハウスキーピング、マイカーを利用する際、ポーターがエントランスまで車を運ぶバレーパーキングなどを提供する。
豪華なホテルが自宅になるようなもので「販売対象はもっぱらセレブ。分譲価格は億ションばかり」(不動産関係者)とそれなりに高い。
こうした快適マンションが続出する背景には、何があるのか。不動産コンサルタントは次のように解説する。
「一昨年のリーマン・ショック以降、マンションの売れ行きが急激に落ち込み、不動産会社にとっては、今後開発する物件をどうやって売るかが最大のテーマ。経営体力のある大手不動産会社を中心に、購買意欲を刺激するような付加価値の高いマンションをつくる流れが生まれ、それがホテル並みの設備やサービスに結びついている」
低迷する不動産市場にあって、こうしたマンションは好調な売れ行きをみせているという。
「マンションは人生最大の買い物。購入側が気に入りさえすれば、『どうせ一生住むのだから』と、割高の物件でも買う傾向がある」(先の不動産コンサルタント)
ただ、注意点もあるようで、「設備やサービスが充実すると、それだけ維持費も高くなる。設備は時間とともに劣化のスピードが速くなり、補修する回数も増えてくる。当初はよくても、毎月の管理費や修繕積立金は必ず上がる。買うなら、それを十分理解した上で判断すべきだろう」(同)という。