第24回先端技術大賞 授賞式 (1/4ページ)

2010.7.29 05:00

 ■高円宮妃久子さま お言葉

 本日、第24回先端技術大賞の授賞式にあたり、皆さまとお会いできますことを大変うれしく思います。また、受賞された皆さまには心からお祝い申し上げます。毎回、若い研究者の斬新な発想とそれを実現しようとする熱い心に感心するばかりですが、女性の理科離れ、理工学部離れが心配されているなかで、3人の女性が受賞者のなかにいらっしゃることはとてもうれしいことです。

 科学技術が進歩し、研究が高度になった現代でも、解明されないまま残されている研究領域は数多くあるとうかがっております。こうした未知の領域を解き明かす手がかりは、既成概念にとらわれず、科学的な側面からアプローチする柔軟な頭脳にあるのではないでしょうか。

 たとえば、手作業が主であった手芸の世界にコンピューターを応用して挑むといった、まさに独創性を存分に発揮した発想が勝利するといえましょう。

 最近、いろいろな意味で科学技術分野の研究開発の重要性が改めて見直されております。多くの研究者、技術者の活躍によって、7年間にわたる60億キロの宇宙の旅路から帰還し、日本国民に大きな感動と喜びを与えてくれた小惑星探査機「はやぶさ」は、まさに日本の科学技術力の結晶です。皆さまには数多くのこうしたすばらしい先輩の研究者、技術者と同じように、強い信念と柔軟な思考能力を持ち続けながら、夢を追い続けてほしいと思います。

 さらに学問領域や国境を超え、力を合わせて世界の平和に貢献する研究に励んでいただくことを期待しております。

  • 高円宮妃久子さま(前列中央)を囲み、記念写真に納まる先端技術大賞受賞者。前列右は阿部博之・審査委員長=28日、東京・元赤坂の明治記念館

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