電子書籍の将来は? 京極夏彦さん「紙のまねしないのが大事」 (3/3ページ)

2011.12.26 11:00

 --今後電子書籍は商品としてどうあるべきか

 「紙の本のまねをしないことが大事だ。昨年の段階では勘違いの人が結構いて、『紙の本の質感そのままです』といっていたが、それなら紙の本を買えばいい。縦組みがいいのか横組みか、背景の色はどうするのかなど検討部分は山ほどある。どう読ませるかが大事で、文章の読みやすさを含めた見せ方を考えていかないといけない」

 --今後、電子書籍にどう取り組むつもりか

 「要請があれば、電子書籍に特化した作品を書いてみたい。例えば、同じ文章でも、漢字検定3級、4級と級ごとに漢字の量が変わるとか(笑)。こういう紙の本では絶対できないアイデアがいくつか出てきて、『書いてください』といわれたらやる気が出る」