イルミネーションの厳しい懐事情 有料化でも苦しいワケ (4/5ページ)

2013.2.17 18:04

大阪・天王寺公園で行われた「あべの・天王寺イルミナージュ」=大阪市天王寺区(前川純一郎撮影)

大阪・天王寺公園で行われた「あべの・天王寺イルミナージュ」=大阪市天王寺区(前川純一郎撮影)【拡大】

  • 大阪・天王寺公園で行われた「あべの・天王寺イルミナージュ」=大阪市天王寺区(前川純一郎撮影)
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  • 関西最大級のLEDイルミネーションイベント「神戸イルミナージュ」=神戸市立フルーツ・フラワーパーク
  • 関西最大級のLEDイルミネーションイベント「神戸イルミナージュ」=神戸市立フルーツ・フラワーパーク

 有料化しても厳しい設備投資

 有料のイルミネーションイベントとしては、9年目を迎えた「なばなの里」(三重県桑名市)が有名で、長島観光開発(同)が一帯で展開するレジャー施設の閑散期の集客にも寄与している。

 「イルミナージュ」は、23年に神戸で始まり、2年目の24年には神戸と大阪・天王寺の2会場で開催。「有料」のメリットとしては、混雑が抑制され子供やお年寄りが楽しめることや、地元にとっては夜の公園の有効活用と利用料収入、周辺観光の活性化がある。

 料金をとっても収支に苦しむ背景は、LEDがまだ高価なため、使用電力量の削減効果以上に初期投資負担が重いことがある。また、有料イベントでは商業性が強いとみられたためか、企業の協賛も集まりにくく、地元活性化の取り組みとして、来年あべのハルカス開業を控えた近畿日本鉄道と近鉄百貨店の2社の協賛にとどまっている。

実際は想定の半分以下にとどまる

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