特に頭が痛いのが、結婚したカップルが市外へ転出するケース。そのことは市内の子供の数にも顕著に表れ、25年3月末現在、0~4歳が1489人、5~9歳が1815人、10~14歳が2241人となっており、年齢が下がるほど子供の数も少なくなっている。
市内で小児科医院を開業する医師の酒井圭子さん(49)は「若い世代が子供を産み育てたいと思う環境づくりが重要」と、子育て世代の定住を増やすことの重要性を訴える。
人口増への第一歩である男女の出会いの場づくりは順調にスタートしたが、次は魅力あるまちづくりで定住者を増やすことが市にとっての大きな課題になりそうだ。