“目力看板”神戸で議論呼ぶ 放置自転車激減、効果抜群も「子供泣く」 (2/5ページ)

2013.12.21 18:37

本当の「目力」で放置自転車の駐輪防止を狙った看板。効果は抜群だったものの、「子供が泣く」「神戸の景観にはいかがなものか」といった声も寄せられているという=神戸市中央区

本当の「目力」で放置自転車の駐輪防止を狙った看板。効果は抜群だったものの、「子供が泣く」「神戸の景観にはいかがなものか」といった声も寄せられているという=神戸市中央区【拡大】

 なぜ、“目力”の看板なのか-。

 その理由は、市が頭を悩ませ続ける放置自転車にあった。

 市は、市内最大のターミナル、JR三ノ宮駅周辺エリアを放置自転車禁止区域に指定している。禁止地域では放置を見つけ次第撤去するのに対し、区域外では7日以上たたないと撤去できない。このため、区域外付近に自転車やオートバイ、バイクを放置するケースが多発し、歩行者の通行を妨げていた。

 科捜研も登場、心理学駆使

 こうした放置自転車対策に頭を悩ませていた市は、兵庫県警科学捜査研究所に相談。心理学の担当職員とタッグを組んで、今年7月末から社会実験に乗り出した。

 神戸国際会館前は、放置自転車禁止区域と区域外の境界付近で、市内でも放置自転車が目立つ場所の1つ。市は対策として、この場所に放置自転車が撤去される状況を写した写真や放置自転車の台数のグラフなどさまざまなパターンの看板を約2週間ずつ期間を区切って設置した。

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