「官能」の世界、女性にも広がる 人気AV男優、小説でタブーに挑戦 (1/4ページ)

2014.1.4 18:00

女性向けに女性スタッフが制作したアダルトビデオは、女性が見て不快感を覚えない作りになっている=(C)SILKLABO「ラブレス。」

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  • 女性向けに女性スタッフが制作したアダルトビデオは、女性が見て不快感を覚えない作りになっている=(C)SILKLABO「ラブレス。」
  • 「今までのAV男優は黒子の存在。女性ファンが増えたことがなによりうれしい」と語る一徹さん
  • 一徹さんのサイン会に並ぶ女性ファン。10代から50代と年齢層も広い=ブックファースト梅田店(大阪市北区)
  • (C)「恋色骨董鑑定譚アンティーク・キャラメリゼ」(斉河燈)フルール文庫ルージュライン

 男性の専売特許と考えられてきた「官能」の世界が、今、女性の間で急激に広がっている。女性向けに女性スタッフが制作したアダルトビデオ(AV)が売れ行きを伸ばし、人気男優も誕生。女性をターゲットにした官能小説も相次いで創刊され、読者を増やしている。女性が経済力や発言力を増し、「性」に対しても積極的になっていることや、仕事などで強いストレスを抱え、その癒やしとして「官能」を求める女性も増えているようだ。(木村郁子)

 AV男優との握手会に80人の列

 12月17日の午後6時。大阪市北区の新阪急ビル3階「ブックファースト梅田店」の前には、長い行列ができていた。並んでいるのは、10代から50代ぐらいまでの女性ばかり約80人。手には、人気AV男優の一徹さん(35)の写真集「いってちゅ。」(扶桑社)をにぎりしめている。

 一徹さんは女性向けのアダルトビデオを専門に手掛ける「シルクラボ」の専属男優として作品に出演、女性たちに絶大な人気を誇る。この日、本人が来店しサイン会が開催されるとあって、ファンが長蛇の列を作っていた。

女性向けAVを購入するようになった理由

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