同僚のいいところを見つけ、その人にバッジをあげる-。自社サイト上でこんなゲーム感覚の評価制度を設けるのが、飲食店などのお試し予約サイトを運営するシンクスマイル(大阪市中央区)。褒めることを“見える化”しているため、社内のコミュニケーションが活発化している。また、バッジの種類は褒める内容ごとに異なるため、どの種類を何個集めたかによって、長所や短所を把握することができる。遊びのようでも、この手法、あなどってはいけない。
贈ってももらってもうれしい
バッジは同社の10の行動指針に沿って生まれた「バリューバッジ」10種類と、その後にあったらもっと面白いという視点から生まれた「スペシャルバッジ」10種類の計20種類。1カ月につき他人に贈れるのは、一般社員が20個、経営陣は40個までだ。
フェイスブックを介して、顧客である取引先が同社の営業担当者などにバッジを贈ることもできる。バッジを贈ると、相手のスマートフォン(高機能携帯電話)やパソコン上に宝箱やルーレットが表れ、バッジが出現。「今日の××さん、素敵でした!」などコメントも添えられるので、もらった側のうれしさは倍増だ。