彦根市は「ひこにゃん」、神戸市はマドロス風、姫路市はお城とともに犬キャラ-。キュートなデザインの小さなプレートは自治体が交付する犬の鑑札や狂犬病予防の注射済票だ。かつては文字や数字が並ぶだけだったが、ここ数年、親しみやすくかわいらしいデザインに変更する動きが加速している。犬の登録を進め、予防注射率をアップしようという狙いがある。(服部素子)
首にひこにゃん
滋賀県彦根市は3月、市の人気キャラクター「ひこにゃん」を採用した鑑札と注射済票を導入。鑑札は1柄だが、注射済票は3パターンあり、年度ごとに赤、青、黄の3色が入れ替わる。「遊び心と少しでも注射率をアップしたいとの願いから作りました。犬用ですが、猫(ひこにゃん)の手も借りて、なんとか…」と同市生活環境課。
今年度から新デザインを導入したのが兵庫県姫路市。デザインは同市動物管理センターの今田吉隆さん(31)が担当、鑑札には犬のキャラクター「との」と姫路城がデザインされている。