【江藤詩文の世界鉄道旅】コロラド鉄道博物館 ゴールドラッシュ支えた狭軌鉄道……おしりふりふり“グース”に乗って (1/2ページ)

2014.6.14 18:00

自動車に、貨物車両を改造した客車をくくり付けた“ギャロッピング・グース”。不規則な横揺れがユーモラス

自動車に、貨物車両を改造した客車をくくり付けた“ギャロッピング・グース”。不規則な横揺れがユーモラス【拡大】

  • ゆっくり走行する“グース”。 乗車時間は5分足らず
  • 初代のパイクスピーク・コグ鉄道。ラック式レールも当時のもの
  • リオ・グランデ鉄道の蒸気機関車
  • 初代のパイクスピーク・コグ鉄道。ラック式レールも当時のも

 2週にわたってご紹介したパイクスピーク・コグ鉄道。季節外れの雪によく映える、真っ赤なボディが印象的だが、これらの車両は1964年と1976年に採用されたもの。1890年から1955年までは、蒸気機関車があの険しい山道を往来していた。

 コロラド州の州都デンバーから西へ約1時間。小さな田舎町ゴールデンに「コロラド鉄道博物館」があり、当時の機関車が線路ごと保存されているという。敷地内に入るや否や、サロペット姿がほのぼのかわいらしいおじいちゃんに急き立てられた。「おおい、早く早く! グース(ガチョウ)の散歩が始まるよ!」。わけがわからないまま、とにかくおじいちゃんの隣りに滑り込む。

 “ギャロッピング・グース”というニックネームで呼ばれる、自動車を改造したおもちゃのような列車。運転席の横、最前列の特等席だ。おじいちゃんは“グース”の運転士だった。

 “グース”はその名の通り、身体を左右に揺すりながら、敷地の外周をよちよち周回した。敷地にはさまざまな列車が野ざらしで展示されている。そのほとんどが山岳地帯を走っていた「狭軌鉄道」。山岳鉄道がこれだけ集まっている博物館は、世界的にも珍しいそうだ。

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