【江藤詩文の世界鉄道旅】タイ鉄道(1)24時間眠らないターミナル駅で…定時運行の期待ふくらむ (2/2ページ)

2014.6.21 18:00

ウボンラーチャターニー行き東北線南線快速列車135号を牽引する機関車

ウボンラーチャターニー行き東北線南線快速列車135号を牽引する機関車【拡大】

  • 機関車のすぐ後ろには、バイクも積み込める貨物車両が連結されていた
  • フアランポーン駅。24時間営業で、1日に約200本の列車が発着するという
  • フアランポーン駅は愛称で、正式な名前はバンコク駅

 ところがどうも雲行きが怪しい。3駅目のバンスージャンクション駅で20分間停車したのを皮切りに、乗降客で賑わうアユタヤには、定刻より28分遅い8時35分に到着。アユタヤ駅で観光客がどっと下車すると、車内はローカル色がぐっと濃密になった。この列車がおもしろくなるのは、これからだ。

 列車は8両編成で、前から機関車、バイクも乗せられる貨物車両、トイレ、僧侶のための優先席が設けられたクロスシートの3等車、レストランカー、トイレ、クロスシートの3等車、トイレ、クロスシートの3等車、2席×2列の2等車、トイレ、トイレ、窓の開かない冷房車で構成されている。

 全車両をくまなく探検できたのは、縦横無尽に行き来する売り子たちのおかげだった。このエピソードはまた後日。

■取材協力:タイ国政府観光庁

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。

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