男性向けも
こうした声を受け、妊活食を提案するレシピ本『ABC Cooking Studioの妊活ごはん』(エムオン・エンタテインメント、1274円)を出版した。「こうすれば妊娠できる」という趣旨ではなく、妊娠に重要な栄養素を「妊活7要素」として、日常の食生活に取り入れるためのレシピ96品を紹介している。
ミキサーで手早くできるスムージー(シャーベット状の飲み物)、卵料理のエッグベネディクトなど、おしゃれで女性に人気があり、簡単に作れるメニューを一工夫した。
例えば、「クリームチーズ・パンケーキ」は生地や生クリームの中にクリームチーズを入れてカルシウムを足したり、飾りにビタミンEなどを含むベリーをあしらったりしている。
また、妊娠は女性だけではできないため、男性向けのメニューも提案。生殖機能を高める栄養素の亜鉛を多く含むカキやウナギなどを材料に使った。
板垣さんは「晩婚化で初産の年齢が上がっていても、『いつかは子供が欲しい』という女性の気持ちは変わっていない。産みたいと思ったときに産めるように食生活を見直してほしい」と話している。