日光市の「天然氷」に熱い人気 かき氷は3時間待ちのときも (1/4ページ)

2014.7.12 18:05

冬の天然氷の切り出し作業。池全体に厚さ14センチに張った氷を、およそ縦73センチ、横46センチの大きさに切っていく。ボランティアも協力して、1日1000~1200枚を切り出す

冬の天然氷の切り出し作業。池全体に厚さ14センチに張った氷を、およそ縦73センチ、横46センチの大きさに切っていく。ボランティアも協力して、1日1000~1200枚を切り出す【拡大】

  • 「氷造りにおいて自然の全てが先生」と話す「四代目徳次郎」の山本雄一郎さん
  • 栃木県特産のイチゴ「とちおとめ」を使った「四代目氷屋徳治郎」のかき氷
  • 1枚40キロの重さがある氷は手作りの竹のレールを滑って貯蔵庫の氷室へ運ばれる

 冬の寒さで造られた氷が夏に涼をもたらす-。昔ながらの製法による天然氷の魅力が見直されている。全国の生産量の9割以上を占める栃木県日光市へ足を運んでみた。(榊聡美)

 全国で5軒だけ

 昭和初期には全国で100軒近くが天然氷を生産していた。しかし、現在はわずか5軒。そのうち日光に3軒が残る。

 自然の寒さでゆっくりと凍らせた氷を氷室(ひむろ)で貯蔵する。「『氷雪採取業』と言うんです」と、「四代目氷屋徳次郎」の山本雄一郎さん(63)が教えてくれた。硬く、水晶のように透き通った氷はパック詰めにして販売される。かき氷にして提供する飲食店も少しずつ増え、ファンを広げている。

 同市御幸町。緑に囲まれ、一日中、日が差さない山陰に、バスケットボールのコートとほぼ同じ大きさの2つの採氷池がある。

 掃除を重ね、底の土を適度な軟らかさに整えて冬の訪れを待つ。12月、沢から山の伏流水を引いて流し込み、2週間ほどで厚みが14センチに達したところを専用のカッターで切り出す。

最も大事なのは、凍らせ始めるタイミングの見極め

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