特に大卒者の就職先について、先輩たちから「就活生にとっては知っておくべき情報であると思う」「知っていたら志望企業の選び方を見直していた」とのコメントが寄せられました。
「日本の全会社数の99%は中小企業。中小企業で働く人の割合は大企業で働く人を大きく上回っている」(認知度41・8%)、「大卒就職者の就職先業種の過半数を情報・サービス業と小売り・流通業が占め、製造業や金融・保険業を大きく上回る」(同13・8%)、「就職先職種が事務系の人は3割以下」(同12・2%)という実態です。志望企業選びの軸が就職者の割合が少ない従業員規模、業種、職種に偏っている人はこだわりの優先順位を明確にして、アプローチ対象を見直してみましょう。
就職活動開始当初は採用ニーズがどの程度あるのかを考慮せずに行動する学生が多いことに関連して、「大学卒業後、就職活動を開始した当初の第1志望(群)に就職する人は就職者の3割程度」(同32・9%)という実態があります。第1志望の内々定を取得した友人の話を聞くと、劣等感を抱きがちですが、実際には当初の第1志望(群)以外の企業に就職する人が多いのです。