モロッコ生まれ「塩レモン」が話題に しょうゆ感覚で和食にも (1/4ページ)

2014.7.27 17:59

2週間おいて汁が上がってきた状態の塩レモン(原ヒデトシ撮影)

2週間おいて汁が上がってきた状態の塩レモン(原ヒデトシ撮影)【拡大】

  • レモンの葉を手にする料理研究家、柳沢英子さん(原ヒデトシ撮影)
  • 塩レモン肉ジャガ

 今、話題の「塩レモン」はモロッコ生まれの調味料。数年前に流行したタジン(蒸し鍋)料理などに使われる。塩レモンは「塩こうじ」に続き、定番になるとの期待もある。料理研究家の柳沢英子さんによると、しょうゆ感覚で和食に使えるという。(寺田理恵)

 少量から作れる

 塩レモンは、切ったレモンと塩を一緒に瓶に詰めるだけで手軽に作れる。柳沢さんは塩レモンをモロッコ料理以外に日常的な和食の調理に使えるようにと、料理本『すごい!塩レモン使いこなしレシピ』(小学館)を出版した。肉ジャガ、ブリ大根、洋風白あえなども紹介。刺し身につけたり、冷ややっこにかけたりといった使い方もできる。

 「しょうゆを使う料理にはほとんど合います。しょうゆを大さじ2杯使うところを、塩レモン汁なら1杯。ちょっと少なめで味が決まります。まろやかで味わい深く、こんなに役立つのか、と驚きました」

 塩レモン一切れは一般的な梅干し1個と同量。塩レモンを漬けるときの塩分濃度は人によるが、柳沢さんは梅干しを漬けるときと同程度にした。まるごと一切れを、カリフラワーをゆでるときに入れると色よく仕上がる。ご飯を炊くときに一切れ入れ、さわやかな香りを足せる。汁をしょうゆ代わりに使えるほか、皮を千切りにして添えれば彩りや香り付けになるという。

2、3カ月前から『塩レモンを作りたい』という注文が倍増

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