【注目デザイナーに聞く】(I)堀内太郎さん 「面白い」と思った感覚表現 (2/3ページ)

2014.8.9 17:00

堀内氏

堀内氏【拡大】

  • ニューヨーク・マンハッタンを描いたイラストをモチーフにデザインしたワンピース
  • ストライプのワンピース
  • 〔3〕画家フランシス・ベーコンの作品「教皇のための習作VI」から着想を得てデザインしたワンピースとスニーカー(いずれも宮崎裕士撮影)
  • 〔4〕画家フランシス・ベーコンの作品「教皇のための習作VI」から着想を得てデザインしたワンピースとスニーカー(いずれも宮崎裕士撮影)

 --素材にもこだわっているようだが

 「糸や生地選び、縫製、織り方、色の使い方などにこだわっているが、いずれもニュアンスを表現するため。例えば、生地の場合。素材感や凹凸感、立体感、つや感、色合いなど多様な選択肢がある。見た目だけでなく、基本的な要素として着心地の良さも意識する」

 --デザイナーを目指した理由は

 「父が美術商で生活の中にさまざまな美術作品があり、自然とアートに関心を持つようになった。中学卒業後、イギリスに渡り、美術や写真、ファッションを学ぶうちに『アートのようなファッション』をやりたいと考え、アントワープ王立芸術アカデミーに入った。『自分が何を思い、何を表現したいか突き詰める』ことや、服を見せるための空間や音楽、香り、光など全て含めてファッションだ、ということを学んだ」

 --卒業後、パリに渡っている

 「1年間パリで生活しながらニナ・リッチなどで働いた。おしゃれを日常として楽しんでいる人々の生活スタイルやクラシカルでベーシック、しかも美しい本流のファッションに影響を受けた」

Q.自身のブランドではアート志向を抑えているが

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