【書評】『勁草の人 戦後日本を築いた財界人』高杉良著 (1/2ページ)

2014.8.23 14:31

「勁草の人」

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 ■「財界の鞍馬天狗」中山素平を描く

 本書は、『文芸春秋』で2013年4月号から2014年3月号まで連載されたものに、新たに1章を加えて単行本化したものである。

 連載時から広く読者の支持を得、一日も早く出版が望まれていた話題の本でもある。

 「勁草(けいそう)」とは風雪に耐える強い草。また、思想・節操の堅固なたとえ、と辞書にはある。

 かつて日本の高度経済成長期にあって、日本興業銀行に「財界の鞍馬天狗」と呼ばれた財界人がいた。戦後日本の復興を担った、大型経済案件には必ず彼の姿があった。その人の名は中山素平(そへい)といった。

 彼が実際に関わった案件とは、川崎製鉄の鉄鋼一貫工場の建設、山一証券への日銀特融、ジャパンラインやアラビア石油の設立、NTT民営化、国鉄分割、新日本製鉄発足、東京ディズニーランド設立など、数えきれないほどである。

 世界が驚愕(きょうがく)した戦後日本の復興ぶりは彼の存在なくしてはありえなかった、といっても過言ではないだろう。

明るい未来が見いだせずにいる現代人必読の一冊

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