「イムジン河」の源流たどる 在日2世の音楽プロデューサーが自主制作CD (1/4ページ)

2014.8.30 17:07

作曲者の高宗煥(左)と、CD「臨津江物語」を制作した李●(=吉を2つヨコに並べる)雨=平成13年、平壌

作曲者の高宗煥(左)と、CD「臨津江物語」を制作した李●(=吉を2つヨコに並べる)雨=平成13年、平壌【拡大】

  • CD「臨津江物語」のジャケット
  • 作曲者、高宗煥直筆の楽譜

 南北分断の悲劇を歌った「イムジン河(がわ)」ほど政治に翻弄された曲もないだろう。元は北朝鮮のソプラノ独唱曲。1960年代後半に起きたレコード発売中止騒動のとき、当事者のひとりだった音楽プロデューサーが「原点に還(かえ)りたい」と初演の再現演奏や“幻のレコード”など16の同曲を集めた集大成のCDを自主制作した。9月3日には東京で記念コンサートも開催される。(喜多由浩)

 CDのタイトルは「臨津江(リムジンガン)物語」(3千円)。制作した在日2世の音楽プロデューサー、李●雨(リチョルウ)(75)は、昭和43(1968)年、ザ・フォーク・クルセダーズ(フォー・クル)のレコード発売中止騒動(詳細は別項)が起きたとき、朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)側の担当者として交渉に当たったひとりだ。

 2つのバージョン

 「イムジン河」(北朝鮮での原題は「リムジンガン」)は昭和32(1957)年、北朝鮮国歌を作った朴世永(パクセヨン)が作詞、高宗煥(コジョンファン)が作曲した。翌33年、「共和国(北朝鮮)創建10周年記念放送夜会」(平壌)で、ソプラノ歌手のユ・ウンギョンによって初演されている。

イムジン河であって、リムジンガンではない

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