被災地から“自分の言葉”を発信 郡山で今夏も「文学の学校」 (1/4ページ)

2014.9.7 07:15

自ら用意したショートショートを素材に、短編小説の授業を行う作家の古川日出男さん。生徒たちは活発に議論を交わした(海老沢類撮影)

自ら用意したショートショートを素材に、短編小説の授業を行う作家の古川日出男さん。生徒たちは活発に議論を交わした(海老沢類撮影)【拡大】

  • 「一字書」のワークショップを行った書家の華雪さん(左端)。生徒たちの個性的な文字が並んだ(海老沢類撮影)
  • 小澤實さん
  • 華雪さん

 □作家、音楽家、書家ら13人集結

 福島県郡山市出身の作家、古川日出男さん(48)らが東日本大震災の被災地で行う無料サマースクール「ただようまなびや 文学の学校」が8月23、24日に郡山市であった。2度目となる今年のテーマは「言葉でできること」。多彩なジャンルで活躍する先生役の表現者13人の熱意と「自分の言葉」を模索する生徒たちの切実さが共振し、活気に包まれた2日間を振り返る。(海老沢類)

 ■物の見方を体感

 「“削る”ためにはざっくり犠牲にしないといけない。じゃあ、この3つではどれがいい?」。風情ある古民家が並ぶ郡山市郊外で初日に行われた〈短編小説の足し算と引き算〉と題したワークショップ。講師の古川さんに問われると、生徒たちが配られたばかりの3編のショートショートに真剣な面持ちで向き合った。ショートショートは、平安末期が舞台の芥川龍之介の名編「羅生門」を古川さんが半分以下の長さにしたもの。原作の世界観を生かし下人(げにん)の心理を追うものもあれば、話の中盤を抜き出して大胆に書き換えたものもある。「会話のテンポがいい」「先を想像する楽しさがある」…。生徒の好みは分かれ、議論は熱を帯びていった。

「悲劇」の一言でくくられることに違和感

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