被災地から“自分の言葉”を発信 郡山で今夏も「文学の学校」 (2/4ページ)

2014.9.7 07:15

自ら用意したショートショートを素材に、短編小説の授業を行う作家の古川日出男さん。生徒たちは活発に議論を交わした(海老沢類撮影)

自ら用意したショートショートを素材に、短編小説の授業を行う作家の古川日出男さん。生徒たちは活発に議論を交わした(海老沢類撮影)【拡大】

  • 「一字書」のワークショップを行った書家の華雪さん(左端)。生徒たちの個性的な文字が並んだ(海老沢類撮影)
  • 小澤實さん
  • 華雪さん

 「文学の学校」は、震災と原発事故に見舞われた福島の複雑な現状が「悲劇」の一言でくくられることに違和感を抱いた古川さんの呼びかけで実現した。被災地から一人一人が「自分の言葉」を発信する手助けをしようと、小説や詩、音楽などの分野で第一線を張る講師が1コマ75分の授業に趣向をこらす。

 この講座もタイトルだけみれば小説作法を説く実践的な教室。だが真の狙いは言葉を形づくる「物の見方の大切さ」(古川さん)を体感してもらうことにある。物語の中で重視するポイントには個性が如実に出る。そこには人生経験も投影されているから、自分の内面を見つめ直すことにもつながる。東京から来た会社員の落雅季子(おち・まきこ)さん(30)は「よく知っていた短編への見方が変わった」。古川さんは「小説はみんなが同じアイデアを使って書いたとしても同じものにはならない。それは言葉のチョイス(選択)に自分が反映されるから。自分の言葉を届けるにはどうすればいいかを考えるきっかけになれば」と話す。

災厄を前向きに

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