介護とお金(下)負担軽減制度で上限超過分を払い戻し (1/3ページ)

2014.9.14 06:59

【荻原博子の家計防衛術】

 介護サービスを利用した場合、介護保険があるため、自己負担は1割。ただ、1割負担といっても介護の期間が長引けば家計へのダメージは少なくないでしょう。

 例えば、要介護5の人の場合、在宅サービスの支給限度額は月額約36万650円なので、上限までサービスを利用すると、自己負担は1割分の3万6065円。これが1年続くと、年間で43万2780円になります。

 公益財団法人「生命保険文化センター」(東京都千代田区)の「生命保険に関する全国実態調査」(平成24年度)によると、介護経験者が介護を行った期間の平均は56・5カ月(4年9カ月)。「4~10年未満」が最も多かったのですが、「10年以上」という回答もありました。このように介護は長期化するケースもありますが、費用が積み重なると負担は重くなります。

 こうした負担を軽減するために用意されているのが「高額介護サービス費支給制度」。1割負担の合計額が一定の上限を超えた場合、申請することで超えた金額が払い戻されます。

費用負担の上限額は個人単位と世帯単位で設定

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