糖尿病でもケーキの楽しみ 「無糖」ケーキ、神戸の医院と洋菓子店が開発 (2/3ページ)

2014.9.15 17:02

 開発に当たっては砂糖に代わるものとして、「泡立ちなど卵に配合した際の相性が一番良かった」パルスイートという甘味料を選び、ケーキの生地に巻き込む生クリームは低脂肪の生乳を使用した。

 低カロリーでも普通のスイーツと同じような満足感を得られるようにするため、「生地やクリームに入れる甘味料の量を1グラム単位で調整し、試作を繰り返した」(向山さん)。

 構想から1年後、商品が完成。カロリーは厚さ約2・5センチの輪切りのサイズで121キロカロリーと、砂糖を使った場合のロールケーキに比べ、約40%のカロリーオフを実現した。小麦粉を使い、米粉やふすま粉は使わなかった商品は画期的で、これにより、食感や味が通常商品とほぼ変わらないものに仕上がった。

 患者やその家族向けの試食会も実施。170人のうち9割が「おいしく、ちょうどよい甘さ」という回答だった。今年から同店の商品に加わった。もちろん砂糖はゼロだから、血糖値の急激な上昇などの心配も少なく、「糖尿病患者やメタボの人、ダイエット中の人にも好評で、遠方の人には通信販売で応じている」(同店)という。

食事療法の新たな方法として注目

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。