【書評】『日本の正論』平川祐弘著 (1/2ページ)

2014.10.18 11:08

「日本の正論」

「日本の正論」【拡大】

 ■「右顧左眄せず書く」に圧倒

 今年83歳の、比較文化史家、平川氏の複眼的思考を支える経験と知識、「私の眼の黒いうちは右顧左眄(うこさべん)せず書く」の凛(りん)とした姿勢に圧倒される本である。

 著者は14の年に終戦を体験し、戦後はフランス・イタリア・ドイツへの留学のために船でインド洋を横切ること3度。寄港した先々で日本にいては聞こえなかった他国の人々の声を耳にする。

 教壇にたっては東大を筆頭に、北米に台湾や天安門事件後の中国でも教え、自身も中国語を学ぶ生徒にもなる。  ダンテ『神曲』『新生』、ボッカッチョ『デカメロン』ら世界的古典を訳し、『竹山道雄と昭和の時代』ら日本の歴史も研究して上梓(じょうし)する。

 流暢(りゅうちょう)に英語を話し、書くことにもたけて英語での著述も多々あり、「責任ある日本知識人として自国についても過不足ないようきちんと説明するよう心掛けてきた」。

これこそ国際社会で日本が生き抜く必須事項

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。